こんにちは!ここち運営スタッフの青木です。先日(2025年2月28日)渋谷のタワーのアワーという場所をお借りして哲学対話のイベントを開催しました!こちらの記事はイベントの開催レポートとなります。今回は大テーマを『日常におけるモヤモヤ』と置き、参加者の方に問いを出していただいて対話で深めていく、と言う哲学対話を実施しました!「流行って何?」「なぜ悪い人は魅力的に見えるのか?」「包容力はどうしたら獲得できるのか?」など、面白い問いがたくさん出てまいりました!!そもそも哲学対話とは、、?筆者自身も勉強中ではありますが、色々な文献を読んでいると「日常の中で感じる哲学的な問いを、みんなで対話して深めていく活動」のこと、と言う記載をよく見られます。実際に哲学対話に参加したり、今回実践してみたりして分かったことですが、専門的な知識は一切不要。参加者それぞれが設定された日常の中で感じる疑問やモヤモヤについて、参加者自身の経験をベースに対話を積み重ねていく活動です。参加者は設定された問いに対して「あーでもない」「こーでもない」と一緒に悩みながら、一つの真理に到達しようと意見を重ねていったり、変えていったり、覆していったりします。正解を答えようとするのではなくて、自分や他者の考えを深めていく目的で発言をします。ちょっと調べてみると、アメリカの哲学者マシュー・リップマン氏が1970年代に「子どもの哲学」と呼ばれる教育運動を始めたことがルーツなのだとか。日本でも教育現場や組織開発など幅広い場所で取り入れられています。ここちにも哲学対話の魅力について書いた記事もあるのでぜひ読んでみてくださいね!%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Fcoco-chi.com%2Farticle%2Fwell-being-010%22%20style%3D%22text-decoration%3A%20none%3B%20color%3A%20inherit%3B%22%3E%0A%20%20%3Cdiv%20style%3D%22transition%3A%20transform%200.3s%20ease%3B%20will-change%3A%20transform%3B%22%20onmouseover%3D%22this.style.transform%3D'scale(1.02)'%22%20onmouseout%3D%22this.style.transform%3D'scale(1)'%22%3E%0A%20%20%20%20%3Cdiv%20style%3D%22border%3A%201px%20solid%20%23ddd%3B%20border-radius%3A%2012px%3B%20padding%3A%2016px%3B%20background%3A%20%23fff%3B%20box-shadow%3A%200%204px%208px%20rgba(0%2C0%2C0%2C0.05)%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%20%20%3Cdiv%20style%3D%22font-size%3A%2012px%3B%20font-weight%3A%20bold%3B%20color%3A%20%234A90E2%3B%20margin-bottom%3A%208px%3B%22%3E%E2%9C%94%20%E3%81%82%E3%82%8F%E3%81%9B%E3%81%A6%E8%AA%AD%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%81%84%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%20%20%3Cdiv%20style%3D%22display%3A%20flex%3B%20gap%3A%2012px%3B%20align-items%3A%20flex-start%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%3Cdiv%20style%3D%22flex-shrink%3A%200%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%20%20%3Cimg%20src%3D%22https%3A%2F%2Fstorage.googleapis.com%2Fstudio-design-asset-files%2Fprojects%2FZ9qpbMXNWP%2Fs-500x500_webp_a0249070-70db-409c-9466-cd6c43ebdc5f.png%22%20alt%3D%22%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%AF%BE%E8%A9%B1%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%22%20style%3D%22width%3A%2096px%3B%20height%3A%2096px%3B%20object-fit%3A%20cover%3B%20border-radius%3A%208px%3B%22%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%3Cdiv%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%20%20%3Ch2%20style%3D%22font-size%3A%2016px%3B%20margin%3A%200%200%208px%200%3B%20line-height%3A%201.4%3B%22%3E%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%AF%BE%E8%A9%B1%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E3%82%92%E5%BE%B9%E5%BA%95%E8%A7%A3%E8%AA%AC%EF%BC%81%E3%81%99%E3%81%90%E3%81%AB%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E%E4%BE%8B100%E9%81%B8%E4%BB%98%E3%81%8D%3C%2Fh2%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%20%20%3Cp%20style%3D%22font-size%3A%2014px%3B%20color%3A%20%23555%3B%20margin%3A%200%3B%22%3E%E5%93%B2%E5%AD%A6%E5%AF%BE%E8%A9%B1%E3%81%AE%E9%AD%85%E5%8A%9B%E3%82%92%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E3%80%81%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E%E9%81%B8%E3%81%B3%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%90%E3%81%AB%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E%E4%BE%8B%E3%82%92100%E5%80%8B%E3%81%8A%E5%B1%8A%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81%3C%2Fp%3E%0A%20%20%20%20%20%20%20%20%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%20%20%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%20%20%3C%2Fdiv%3E%0A%20%20%3C%2Fdiv%3E%0A%3C%2Fa%3E%0A哲学対話にはルールがある!哲学対話は専門的な知識を必要とせず、参加者は基本的に自由に発言していいですが、一定のルールが定められています。ルールは哲学対話ファシリテーターの方が設定しますが、これまで哲学対話を数多く実践されてこられた東京大学教授の梶谷真司氏は以下のようなルールを設定することが多いそうです。何を言ってもいい。人の言うことに対して否定的な態度をとらない。発言せず、ただ聞いているだけでもいい。お互いに問いかけるようにする。知識ではなく、自分の経験にそくして話す。話がまとまらなくてもいい。意見が変わってもいい。分からなくなってもいい。(梶谷真司著『考えるとはどういうことか』2018年9月刊、幻冬舎新書 より)私たちここちは以下のルールを設定して今回のイベントを開催しました。自分の言葉で話すよく聞く意見の対立と変化を恐れないあまりルールを多くしても混乱してしまうかなと思い、対話が健全に促進できるようなルールとして上記を設定しました。今後も続けていきたいイベントなのでこちらのルールもより良いものに更新をしていけたらなと思っています!哲学対話|いざ実践!当日は以下のような流れで進めました。(当日のスライドより拝借。。)2時間のイベントを2部に分けて実施しました。最初にイベント全体の説明をし、あとは組み分け→問いの決定→哲学対話→振り返り、という構成でこれを2回実施しました。当日の様子当日の様子を写真と共に皆さんにもご紹介しますね。※顔出しOKと頂いた方のみの掲載にしています。↓まず哲学対話のルールを設定しました。(前に立っているのは筆者です笑)↓続いて3つのグループに分かれ問いをそれぞれ決めました。↓対話中はこんな様子でした。↓こんなシーンも!笑↓最後は参加者全員(顔出しOKの方のみ)で写真を撮りました。振り返りとしては、問いの決定の時間が少なかったかな、と感じています。皆さんやはり生活の中で様々な疑問を感じているようで、どれも魅力的で対話のテーマに何を選ぶか、かなり迷っていたようでした。次回は問い自体はここち運営スタッフが複数選んで、そこから選択してもらう方式にしようかな、など考え中です。哲学対話の時間は、主観ですが、とても盛り上がり、アンケートの中には「時間が足りなかった!」といったお声もいただきました。次回はもっと時間を伸ばしたいなー。哲学対話を実際にやってみての感想実際に哲学対話をやってみて、もちろん色々改善できることは沢山出てきましたが、総じてとても楽しい会だったなーと思います。また、何気ない皆さん生活の中で様々な観点でモヤモヤしていたり疑問を抱えながら生きているんだな、とも。普段チラッとは考えるけどそれでも真剣には考えたりしない、友達同士の飲み会なんかでも話題にもならない、けれども心に引っかかった魚の小骨のような問いを皆んなで優しく掬い上げて対話をしてみる。どこにも辿り着かないかもしれないけど、だけど一緒に深掘りしてみる。そんな探索を楽しみながら皆んなでやってみる。初回で手探りのイベントでしたが、参加者同士で作り上げたこの空間が楽しいと感じた、ということはとても意味のあることだったのかなと思います。次回は、今回作ることができた雰囲気を大切にしつつ、会の運営について出てきた課題にしっかり対処して開催したいなーと思います!私たちの想い私たちここちは「等身大の自分の幸せを知っている人は現代社会を泳ぐようにここち良く生きていける。」をコンセプトに、自分自身のここちよさの探究をお手伝いしているメディアです。このサイトの将来像として、「自分自身のここちよさ」を探究している個人たちが集えるようなコミュニティを作っていきたいな、と思っています。その第一歩として今回のような哲学対話を企画しました。心の奥にある「小さな声」に気づけるように、忙しい日常の中で等身大で生きていくためのヒントを見つけられるように、そう願いながら、同じような悩みを抱えている人たちが集まり関わり合えるような界隈づくりをしております。何かご共感いただけるようなところがあればぜひ次回のイベントにお越しください!!次回イベントのお申し込みはこちら。実際に皆さんにお会いできることを楽しみにしています!