今日は今日とて、ここち対話。 こんにちは。ここち運営のたけるんです。今回は、2026年6月25日(木)に開催された第16回目の「ここち対話【自己理解編】」の様子をお届けします。この記事を通して、あなたにもここち対話のあたたかい空気感を感じてもらえたら嬉しいです。イベント概要イベント名: 第16回 ここち対話イベント【自己理解編】 〜「ここちよい」在り方を探す対話会〜日時: 2026年6月25日(木) 第1部 19:30〜20:30/第2部 20:40〜21:30会場: 喫茶酒場だんらん(〒111-0036 東京都台東区松が谷 3-16-8 並木ビル2階)参加人数: 8名主催: ここち|等身大の「ここちいい」探求所「ここち対話」についてここち対話とは、日常の中で感じるモヤモヤや小さな違和感を丁寧に見つめ直していく対話の場です。頭で考えるだけでなく、「心や感覚にも耳をすませる」時間を大切にしています。 答えを見つけることが目的ではないので、誰でもふらっと参加できるのが特徴です。今回の会場も「喫茶酒場だんらん」。ここちが運営する実店舗です。「ただいま」と言える居場所を目指したあたたかい空間で、対話にもよく合う場所を作っています。「自己理解」って、なんか難しそう?正直に言うと、今回のテーマを決めた時、少しだけ緊張しました。「自己理解」という言葉、どこか自己啓発セミナーっぽくて、重い雰囲気になるかなと。でも始まってみれば、いつものここち対話らしく、どこかゆるっとした、でも確かに深い夜になりました。冒頭の自己紹介では、こんな問いをお願いしました。「もし1日だけ、他の誰かとして生きられるなら、誰になってみたい?」私は迷わず、大谷翔平さん一択でしたね。高校まで硬式野球をやっていた身としては、あの超人的な日常を1日だけでも体験してみたくて。他の参加者からも「役者さんになってみたい」、「インフルエンサーのあの人の思考回路を覗いてみたい」といった声が上がりました。答えの一つひとつに「なんで?!」が飛び交い、初参加の方もすっと打ち解けていきました。【第1部】「自分らしさ」は見つかるもの?それとも作るもの?今回から、グループ分けの方法を少し変えました。先にテーマを3つ提示して、「自分が話したい」と思うテーマのところに移動してもらう形に。提示したのはこちらの3つです。A: 「自分らしさ」って見つかるもの?それとも作るもの?B: 自分に優しくするのって、どういうこと?C: 許せないことの裏には、何がある?「なんとなくでいいので、ちょっとだけ考えてみてください」と言うと、参加者がそれぞれ自分の中を一度覗き込むような間があって。その一呼吸が、すでにもう自己理解の始まりだったような気がします。2グループに分かれてスタートした第1部。私のグループではテーマAを選びました。最初は「自分らしさか……なんか聞いたことある言葉だけど、改めて考えると難しいな」というところからスタート。でもそこから少しずつ、それぞれの言葉で深いところへと向かっていきました。「去年、自分のことをちゃんと考えようと思って、過去の経験を年表みたいにして書き出したんです。この時期にこういうことがあって、この時こういう感情だった、って。そうして振り返ると、ああ、これが自分の傾向なんだなって気づけた気がして。」見つかるもの、という側面が語られる一方で、「作るもの」への希望も出てきました。「憧れている人に近づこうとすることで、後天的に自分らしさって作れるんじゃないかな。だって、かわいいは作れる、って言うじゃないですか。」一同、しばらく沈黙。そしてそれぞれが「確かに」とうなずく。また、すごく印象に残っている話がありました。「口癖って、自分ではなかなか気づかないじゃないですか。ラジオを自分で編集してたら、めちゃくちゃ『やっぱり』って言ってて。やっぱりね、今も無意識に言ったんですけど。」笑いが起きながらも、「そうか、自分らしさって、自分だけじゃ見えないものでもあるのか」という気づきが、じんわりとその場に広がりました。自分らしさは、複数のコミュニティに属したとき共通して言われること。そして、どのコミュニティにいる自分が好きか、という感覚。それもまた、自分を知るひとつの手がかりなのかもしれない。1時間では足りないくらい、豊かな対話でした。休憩:ドーナツドラフト会議1部と第2部の間の休憩時間に、今回は我々ここちから参加者の皆さんへ、ちょっとしたおやつのプレゼントを用意しました。といっても、ただ配るのも面白くないなと思ったので、「ドーナツ ドラフト会議」 を開催することに。某有名ドーナツチェーンのドーナツを10個、箱に詰めて用意しました。箱の中身は内緒のまま、一人ずつ「食べたいドーナツの名前」を宣言してもらい、箱の中に入っていればそれをプレゼント、というルールです。それぞれが思い思いのドーナツを宣言するたびに一喜一憂する空間が生まれて、箱を開けた瞬間の「あった!」「なかった!」の声が、場を一気に和ませてくれました。ドーナツを口にした瞬間、誰かがつぶやきました。「体が緩む……。」全員で笑いながら「緩んでる、緩んでる」と確認し合う場面は、今回の夜の中でも特に好きなシーンです。甘い物の力って、改めてすごい。【第2部】心地よさの正体と、「自分を知りすぎたら」どうなる?ドーナツで少しほぐれた状態で、第2部へ。グループを組み替えて、新たなテーマを提示しました。A:「ここちよい」 と感じる時、何から解放されているのかB: 自分への我慢と、誰かのための我慢の境界線C: 100%自分のことをわかってしまったら、人生はどうなるか主にAとCについて、対話が展開されていきました。「ここちよさ」の話になると、ある言葉がスッと出てきました。「ここちよいって感じる時って、他人の目線から解放されている時な気がする。」常に誰かにどう見られているかを意識している状態から降りられた瞬間、そこにここちよさがある。その言葉は、その場にいた全員に、何かしら刺さっていたように見えました。そしてテーマCの「100%自分のことをわかってしまったら?」という問いが、またじわじわと深くなっていきました。「未来が全部見えたら、探求する気持ちがなくなりそうじゃないですか。」「そうなんですよね。分からないから、こういうイベントに来るし、新しい人に会いたくなる。だから、自分のことが『分からない』部分があることって、実はすごく大事なのかもしれない。」わからないことが、動く理由になる。探し続けることそのものが、自分らしさでもある。第1部で出てきた問いに、第2部がそっと呼応するような流れになりました。また、こんな言葉も出てきました。「ずっと固い姿勢でいることは疲れるけど、たまにしっかり固く持つことで、流されずに自分の軸をキープできる気がする。柔軟さと固さの使い分けが大事なんだなと思いました。」第2部もとっても濃い時間になりました。弱点のリフレーミング第2部の後、少しだけ時間をいただいて最後のコンテンツへ。「弱点のリフレーミング」 というワークをやってみました。自分の「小さな弱み」や「ポンコツなところ」を打ち明けてもらい、それを周りのメンバーが肯定的な強みとして言い換える、という内容です。以下のようなやりとりがありました。弱み:「先送りしすぎる」 →「その時にしかできないことを大切にしているってことだと思う。自分に正直に生きてる証拠じゃないかな。」弱み:「気持ちを言葉にできない」 →「言葉にできる時点で、ある意味浅いとも言えるよ。言葉って限界があるから。言葉にし切れないくらい、心の中が豊かなんだと思う。」弱み:「小さいことにすぐイライラしてしまう」 →「ビジョンがはっきりしてるってことだと思う。こうありたい、こうしたい、っていうのが明確にあるから、そこからズレた時に反応してしまうんじゃないかな。すごく未来志向な人だと思う。」自分の弱みが、他の言葉に変換されて返ってくる体験は、思っていたよりずっと温かいものでした。完全じゃないから、人に話せる。話せるから、つながれる。不完全さって、案外大切なものなのかもしれない。そんなことを感じた夜でした。まとめ最後に参加者の皆さんと感想を共有しながら、こんな言葉をいただきました。「仕事や家庭とは違う人たちの視点をもらえた。」「考えないようにしてたことを、ちゃんと考えられた気がした。」「自分らしさを探すっていうこと自体が、自分らしさなのかもしれないって言ってもらえて、すごく楽になりました。」自己理解編というテーマは、最初は難しそうに見えたけど、振り返ると、ちゃんとここち対話らしい夜になっていたと思います。答えを出すためじゃなくて、問い続けるための時間として。改めて感じたのは、自分のことは一人では気づけない部分がたくさんあるということ。口癖も、自分らしさも、心地よさも、他者との対話の中で初めて見えてくることがある。だから、こういう場所が必要なんだなと。今回も来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。次回:第17回 ここち対話【わたしと社会編】次回のテーマは「わたしと社会編」。「社会の中で、自分らしくいることって難しい」 「みんなが求めるものと、自分がしたいことが噛み合わない」そんな問いを、対話を通して一緒に掘り下げていきます。日時: 2026年7月23日(木) 第1部 19:30〜20:30/第2部 20:40〜21:30会場: 喫茶酒場だんらん(台東区松が谷)参加費: 無料(1ドリンクオーダー制)定員: 各部10名(少人数制)初参加、おひとりさま、大歓迎です。ふらっと来てみてください。▶ 参加申し込みはこちら最新情報は公式LINEでお届けしています!