自分のMBTIタイプがどれくらい珍しいのか、気になったことはありませんか?MBTIは性格を16タイプに分類する診断で、それぞれのタイプに人口の割合があります。実はこの割合は、世界と日本、さらには男女によっても大きく異なります。たとえば「INFJ」はMBTIの中でも特に割合が少なく、希少な存在とされがちです。本記事では、MBTIの割合を世界・日本・男女別にランキング形式で紹介し、それぞれの特徴や文化的背景にも迫ります。あなたのMBTIタイプは多数派?それとも少数派?割合を知ることで、自分らしさのヒントが見つかるかもしれません。はじめに|「割合」を知る意味とは?「MBTI診断をしたらINFJだったけど、これって珍しいの?」「世界と日本で分布って違うの?」そんな疑問を持ったことはありませんか?MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、世界中で広く用いられている性格分類の指標です。16のタイプに分けられたMBTIタイプは、それぞれ異なる思考・行動パターンを持っており、就職活動や恋愛、人間関係のヒントとして多くの人に親しまれています。今回はこのMBTIタイプの「割合」に注目し、日本・世界・男女別にどのタイプが多いのか、ランキング形式で紹介していきます。特に、「INFJ=巨匠タイプ」のような希少タイプがどれほどの割合で存在するのかも掘り下げます。16種類の性格タイプの概要MBTIは、以下の4つの指標に基づいて16の性格タイプを分類します。外向(E)or 内向(I)感覚(S)or 直観(N)思考(T)or 感情(F)判断(J)or 知覚(P)たとえば「INFJ」というタイプは、内向(Introverted)・直観(iNtuitive)・感情(Feeling)・判断(Judging)を組み合わせたタイプです。「巨匠タイプ」と呼ばれ、直感力と洞察力に優れ、他者への共感が高いとされます。このMBTIタイプごとの人口割合は、国や文化、ジェンダーなどによって異なることが知られています。【世界】MBTI割合ランキング|最も多い&少ないタイプは?まずは世界全体におけるMBTIタイプの分布を見てみましょう(MBTI協会などによるデータをもとに構成)。MBTIタイプ世界の割合(概算)特徴キーワードISFJ約13〜14%保守的、サポート役、実直ESFJ約12%社交的、世話好き、協調性ISTJ約11%論理的、責任感、安定志向ISFP約9%優しい、静か、芸術的INFP約8%理想主義、感受性、内向的ENFP約7%自由、外交的、創造性INFJ約1〜2%深い洞察、共感、理想家上位を占めるのは「保守的で協調性の高いタイプ」であり、いずれも内向型×感覚型が多く見られます。一方で、INFJ(巨匠タイプ)やINTJ、ENTPなどの直観型は比較的レアな部類。INFJは世界でも最も少ないMBTIタイプの1つで、人口の約1〜2%ほどとされています。【日本】傾向|世界と違う“内向的文化”次に注目すべきは日本人のMBTI割合です。日本には公的な大規模統計は少ないものの、各種診断アプリやSNS調査、転職サイトのデータなどから傾向を読み取ることが可能です。日本では次のような傾向が強く見られます:内向型(I)の割合が多い(日本人は内面重視・空気を読む傾向)感覚型(S)が多く、直観型(N)はやや少ないINFJやINTPなどの少数派が“繊細な個性”として話題に上がりやすい特に日本においては、ISFJやISTJ、INFPが比較的多く、INFJやENTPなどは「珍しいタイプ」として注目されがちです。男女別割合|性別による違いとその理由MBTIタイプの割合には、男女差も存在します。アメリカを中心に行われた大規模調査によると、次のような傾向があります。♂ 男性に多いタイプISTJESTPINTPINTJ→ 論理的、戦略的、内省的なタイプが多い傾向にあります。社会的に「成果重視」が求められる文化背景も影響していると考えられます。♀ 女性に多いタイプISFJESFJINFPINFJ→ 感受性や共感性に優れたタイプが多く、教育や文化の中で「協調性」「思いやり」が重視されていることが反映されています。INFJ(巨匠タイプ)は、女性の中ではわずか数パーセントですが、「繊細でありながら芯がある」とされ、精神的な深さが評価されがちです。ランキング|多い順・少ない順TOP5(世界/日本)世界のMBTI割合ランキングTOP5(多い順)ISFJ(約13%)ESFJ(約12%)ISTJ(約11%)ISFP(約9%)INFP(約8%)日本人に多いMBTIタイプTOP5(推定)ISFJISTJINFPISFPESFJ少ないMBTIタイプTOP5(世界共通)INFJENTJINTJENTPINTPこのように、INFJ(巨匠タイプ)は世界的に見ても、日本においてもかなり希少な存在だといえます。実際にSNS上でも「INFJ=レアタイプ」として扱われる場面が多く、共感する人を見つける喜びも大きいようです。INFJ(巨匠タイプ)に注目|“レア”な理由とその価値「INFJはレア」と言われる理由は、単なる割合の少なさだけでなく、その内面の深さと一貫性のある価値観にもあります。理想に向かって静かに情熱を燃やす他人の気持ちに敏感で、共感力が高い言葉選びに繊細さと配慮がある「巨匠」的な発想を持ち、独自の世界観を築くINFJはしばしば、作家・心理学者・思想家などの分野に多く見られ、例えばアメリカの巨匠と呼ばれるカール・ロジャーズ(心理学者)やマーティン・ルーサー・キングJr.などもこのタイプに分類されることがあります。「自分らしさ」が一番大事ここまでMBTIの割合について、日本・世界・男女別に見てきましたが、最後に大切なことをお伝えしたいと思います。それは、MBTIはあくまで“性格の地図”であり、「自分らしさ」のすべてではないということです。自分のMBTIが少数派だったからといって「孤独」になる必要はありません。逆に、多数派だからといって「安心」とも限りません。大切なのは、自分の特徴を知り、それをどう活かすかです。MBTI診断は、あくまで出発点にすぎません。割合の多い少ないを気にするよりも、「その性格でどう生きるか」が一番大事なのです。まとめ|MBTIの割合を正しく理解して、強みに変えようMBTIは16タイプに分かれ、それぞれの人口割合に違いがある世界で最も多いのはISFJ、最も少ないのはINFJ(巨匠タイプ)日本人は内向型・感覚型が多く、INFJやINTJはややレア男女でもタイプの分布は異なり、女性に感情型が多く見られる傾向MBTI割合を知ることで、自分の立ち位置や希少性を把握できるただし大切なのは「診断結果」よりも「どう生きるか」MBTIの割合に一喜一憂するのではなく、自分の持つMBTIタイプを個性として大切に育てていくことが、よりよい人生につながります。