こんにちは!突然ですが、私は宇宙兄弟の南波六太がとても好きな人間です。「宇宙兄弟」とは何かご紹介すると、宇宙兄弟は2007年より『モーニング』(講談社)にて連載開始された漫画です。ストーリーとしては、兄の南波六太と弟の南波日々人が、幼い頃に誓い合った夢を追いかける物語で、二人の兄弟が宇宙飛行士として、数々の困難や挑戦に立ち向かい、夢を叶える姿が描かれており、心が動かされるストーリーとなっています。その中でも特に注目すべきはムッタが成長していく様子と、ムッタが口にする数々の名言です。宇宙兄弟(c) 小山宙哉/講談社ムッタは、優秀でありながら自分の能力に自信が持てず、失業という挫折を味わった後に宇宙飛行士の夢を追い始めます。そんな彼の姿勢や言葉は、とても心に刺さるんですよね。夢に挑戦することを一度は諦めてしまった人や、もう一度挑戦したいと思っている人にとって、力強いメッセージを届けてくれるはずです。今回は、私が個人的に好きな宇宙兄弟の「南波六太の名言」ベスト5をご紹介。宇宙兄弟のムッタの名言は、いつも私の背中を押してくれています。宇宙兄弟を知っている方もそう出ない方も、この名言集を参考にしていただいて、ぜひ南波六太の熱い言葉・名言に触れてみてください!宇宙兄弟の名言集:心に残る南波六太のセリフ5選① グーみたいな奴がいて チョキみたいな奴もいて パーみたいな奴もいる 誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?宇宙兄弟公式Xアカウント(c) 小山宙哉/講談社グーみたいな奴がいてチョキみたいな奴もいてパーみたいな奴もいる誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?ー 南波六太(第5巻 #39)このセリフは、宇宙飛行士になるための閉鎖環境試験での場面で出てきます。ムッタが所属する班には、「宇宙飛行士にふさわしい人を2人選んでください」というミッションが課されました。誰が選ばれてもおかしくない状況の中で、ムッタのこの発言です。ムッタは「グー」「チョキ」「パー」っていうじゃんけんの比喩を使って、誰が一番強いかなんて決めるのは無意味だって教えてくれています。それぞれが得意なことを持っていて、誰もが価値があるんだよってことを伝えてくれるんです。みんな違うけど、それがいいんだ、っていうメッセージですね。ムッタが上司であったら、きっと部下の得意なことを見極めて、活かしてくれそうです。そんな柔軟で温かいリーダーシップに憧れ、私もムッタと一緒に働きたいと思ってしまいます。② 1位と最下位との差なんて 大したことねーんだよ ゴールすることと しないことの差に比べりゃ宇宙兄弟(c) 小山宙哉/講談社1位と最下位との差なんて 大したことねーんだよゴールすることと しないことの差に比べりゃー 南波六太(第11巻 #101)この言葉は、ムッタがNASAの宇宙飛行士選抜に合格した後、過酷な砂漠でのサバイバル訓練の終盤で仲間とともに挑んだ際に口にしたものです。ムッタは高熱で倒れてしまいますが、チームの仲間たちのサポートを受け、何とかゴールへたどり着くために走るシーン。ムッタは、「順位なんて大したことじゃない、ゴールすることが本当に大事なんだ」と教えてくれます。これって仕事や日常でも同じですよね。完璧を求めるよりも、まずはやりきることが大事。結果が完璧じゃなくても、一度完成させたものには大きな価値があります。この言葉で「まずはやり遂げること」がどれだけ大事か、改めて気づかされました。それがどんなに難しくても、一歩踏み出してやりきることが大切だと感じました。③ 俺の敵は だいたい俺です宇宙兄弟(c) 小山宙哉/講談社俺の敵は だいたい俺です自分の ”宇宙へ行きたい” っていう夢をさんざん邪魔して足を引っぱり続けたのは結局俺でした他に敵はいませんー 南波六太(第11巻 #107)ムッタが教官のビンスとお酒を飲みながら話していたとき、「あなたの敵は誰ですか?」と問いかけられた場面での言葉です。ムッタは、これまで夢を邪魔してきたのは結局自分自身だったと正直に語ります。自分の弱さや失敗を素直に認めることができるムッタの姿勢は、「かっこいい大人」として尊敬でしかありません。自分の足を引っ張っていたのが自分だと認めることで、前に進む勇気が湧いてくる。私もこの言葉を聞いたとき、過去の自分を受け止めながら、それでもなお挑戦し続けるムッタの姿に強く心を動かされました。④ ちょっとだけ無理なことに挑戦してこーぜ。宇宙兄弟(c) 小山宙哉/講談社分かっていたけど大事なのは結局、今だ。今この訓練がどうやったら最高のもんになるかだけを考えることにした。やったことはきっと俺らの力にかわるはず。だからケンジ、ちょっとだけ無理なことに挑戦してこーぜ。今この訓練がどうやったら最高のもんになるかだけを考えることにした。ちょっとだけ無理なことに挑戦してこーぜ。ー 南波六太(第16巻 #157)この言葉は、ムッタと親友でありライバルでもある真壁ケンジがNASAの訓練中に交わしたものです。この訓練で、ムッタとケンジのどちらかが月に行けることが決まるという厳しい状況に直面しながら、ムッタは「今」を大事にし、どうすれば最高の訓練にできるかを考えようとケンジに語りかけます。ムッタは「今、この瞬間に集中すること」が大事だって教えてくれます。どんな経験も自分の力になると信じているからこそ、仲間と一緒にちょっと無理な挑戦でもやってみようという姿勢に。この言葉から、未来のためにも「今」を全力で生きることがどれだけ大切かを学びました。⑤失敗を知って乗り越えたモノなら それはいいモノだ宇宙兄弟(c) 小山宙哉/講談社モノ作りには……失敗することにかける金と労力が必要なんだよいい素材使ってるモノがいいモノとは限らねえんだだけど――失敗を知って乗り越えたモノならそれはいいモノだー 南波六太(第11巻#104)NASAのサバイバル訓練の後、小型模擬人工衛星「キャンサット」の打ち上げに挑戦する場面で出てきた、ムッタが元々自動車会社で開発をしていた経験ならではのセリフ。チームメンバーが一度の成功を目指して予算のほとんどを使おうとしたとき、ムッタは「失敗してもいいように複数のモデルを作るべきだ」と提案しました。ムッタは、どんな挑戦も一度で成功することは少なく、失敗を経験してそれを乗り越えることが本当に「良いモノ」を作るために必要だと教えてくれます。この言葉を聞いて、失敗を恐れずに挑戦することの大切さを改めて感じました。失敗があるからこそ、それが次への糧になり、本当の成長に繋がりますよね。名言から、ムッタの好きなところをまとめてみた宇宙兄弟(c) 小山宙哉/講談社宇宙兄弟 ムッタの好きなところ①夢を追い続けて挑戦し続けるのがすごいムッタは、一度は諦めかけた夢に再挑戦し、不安を抱えながらも前に進む姿がとにかくすごいです。多くの人がつまずくところで、彼は挑戦を続ける勇気を持っています。宇宙兄弟 ムッタの好きなところ②自分の弱さを受け入れるのが、かっこいい自分自身が最大の敵であることを認め、それでも夢を追い続けるムッタの姿勢には、「かっこいい大人」の象徴が詰まっています。過去の失敗を受け止めて前に進む、そんなところがかっこいいです。宇宙兄弟 ムッタの好きなところ③仲間を大切にする姿勢が好きムッタは仲間とのつながりを何より大切にしています。仲間と助け合いながら成長していく姿勢がグッときます。私の好きなムッタの素敵なところでした。彼の言葉や行動からは、挑戦し続けることや失敗を恐れない心の大切さを教えてもらってばかりです。おそらく、そんなムッタの姿に多くの人が共感し、憧れているのではないでしょうか?まとめ:ムッタからの名言を胸に、再び挑戦する勇気をムッタの名言には、挑戦すること、失敗を恐れないこと、そして自分を信じて進むことの大切さが詰まっています。彼の言葉は、私たちがどんなに小さなことでも、前に進む勇気を持つきっかけを与えてくれます。「宇宙兄弟 心のノート 『メモしたくなる言葉たち』」という本には、さらに多くのムッタの名言が収録されています。この記事で紹介した言葉たちが心に響いた方には、ぜひ手に取って読んでみてほしいと思います。また、作家の小山宙哉先生による「宇宙兄弟 OFFICIAL WEB」という公式ページがあり、心のノートのページも。ムッタの言葉で少しでも「宇宙兄弟」に興味を感じたら、ぜひ書籍やWEBサイトもチェックしてみてください。