【第3回】日常に取り入れるアーユルヴェーダ
体を整える
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この記事を書いた人
飯澤きほこ
ヘルスサポーター
心と身体は繋がっています。心も身体も整えることで、軽やかに楽しく自分の人生を生きるサポートをしています!
アーユルヴェーダは特別な人だけのためのものではなく、日々の生活の中に簡単に取り入れることができる、実用的な知恵の宝庫です。難しいことを覚える必要はなく、まずは、自分のリズムを自然に近づけていくことから始めてみましょう。
朝のルーティンで1日を整える

アーユルヴェーダでは、『早朝(午前4時~6時)』は「サットヴァ(純粋性)」が高まる時間帯であり、心が穏やかで静かなこの時間を「最も神聖な時間」と捉えています。
この時間帯に起きることで、1日のスタートを調和のとれたものにすることができます。
まず、おすすめしたいのが「白湯を飲む」習慣です。
沸騰させて冷ました白湯は、体内にたまった毒素(アーマ)を溶かし、排出しやすくしてくれます。また、内臓をやさしく目覚めさせ、消化力(アグニ)を整える効果もあります。
次に、「舌掃除」を行うことで、寝ている間に舌にたまった老廃物を取り除くことができます。これは口腔内の衛生だけでなく、味覚の感度を高めることにもつながります。
さらに、「オイルプリング(口をオイルでうがいする習慣)」は、口腔のデトックスや歯茎の強化に効果的です。使用するオイルは太白ごま油やココナッツオイルが一般的です。
この後、5~10分でもいいので『瞑想やヨガ、呼吸法(プラーナーヤーマ)』を取り入れると、心と身体のバランスが整い、ストレスにも強くなります。
食事は「体質」「季節」「消化力」に合わせて

アーユルヴェーダの基本的な食の考え方は「何を食べるか」よりも「どう消化されるか」を大切にします。消化力(アグニ)が弱っていると、どんなに良い食べ物でも毒素になってしまうためです。
そのため、日常的には「温かく」「調理された」「消化にやさしい」食事が基本となります。冷たい飲み物や加工食品、生のものばかりを摂りすぎると、消化力が落ちてしまうので注意が必要です。
また、自分の「ドーシャ(体質)」に合った食材を選ぶこともポイントです。
ヴァータ体質の人は、温かく油分の多い料理、煮込み料理やスープなどが体を安定させてくれます。乾燥しがちなので、水分を意識的に摂ることも大切です。
ピッタ体質の人は、冷却作用のある食材や甘味・苦味・渋味を取り入れた食事を。辛いものや揚げ物、アルコールの摂りすぎは避けたいところです。
カパ体質の人は、軽くて刺激のある食材(スパイスや苦味野菜など)を積極的に。油分の多い料理や甘いものを控え、動きを取り入れることで心身のバランスが取れます。
さらに、季節に合わせて食事を変えるのもアーユルヴェーダの知恵のひとつです。夏はピッタが増えやすいので、冷たい果物や苦味野菜を。冬はヴァータが増えるため、温かく滋養のあるスープなどがおすすめです。
夜の過ごし方が「次の日の心身」を決める

1日の終わりの時間も、アーユルヴェーダではとても大切にされています。
夜はカパのエネルギーが増える時間帯で、心と身体は「静けさ」「落ち着き」へと向かっていきます。
夕食は、寝る2~3時間前に済ませ、重すぎない食事を心がけましょう。テレビやスマホを見ながらではなく、「噛むこと」に集中して食事をすると、消化が促進されます。
入浴後には「オイルマッサージ(アビヤンガ)」もおすすめです。オイルを使って、手足やお腹を軽くマッサージすると、リラックス効果が高まり、睡眠の質も向上します。
そして、夜10時までに就寝できると、アーユルヴェーダ的には理想的です。夜10時以降は「ピッタの時間帯」に入るため、脳が活性化して眠れなくなったり、睡眠の質が浅くなることがあります。
小さな習慣が、大きな調和を生む

アーユルヴェーダは「特別な人のための特別な方法」ではありません。白湯を飲むこと、季節の野菜を食べること、夜更かしを避けて早めに寝ること…。
そんな一つひとつの小さな選択が、心と身体を安定させてくれます。
最初は一つだけでも構いません。今日から、あなたの生活の中にアーユルヴェーダの知恵をひとつ取り入れてみてください。それが、あなた自身のバランスを取り戻す第一歩になります。








