search

Serch

ホームkeyboard_arrow_rightすべての記事自分らしい毎日を作るkeyboard_arrow_right

セレンディピティって何?偶然は待っているだけでは起きない

セレンディピティって何?偶然は待っているだけでは起きない

自分らしい毎日を作る

公開日:

2026/10/26

セレンディピティって何?偶然は待っているだけでは起きない

「哲学対話っていうイベントを渋谷でやってるらしい」
あるカフェ会で一緒になった方が、そう教えてくれました。

哲学対話ってなんだ?正直、そんなものは知りませんでした。聞いたこともなかった。それでも私は、その哲学対話に行ってみることにしました。

今振り返ると、あのときカフェ会でたまたま聞いた一言がなければ、私はここちと出会うことはなかったでしょう。こうしてここちの記事を書くこともなかったと思います。今回は、そんな「たまたま」の話をさせてください。

なんか面白そう、それだけだった

哲学対話に行こうと思った理由は、本当に大したものではありません。対話自体は、なんか面白そうだなと思いました。どんなイベントなのかは知りませんでした。何をするのかも分からない。

ただ、哲学には興味がありました。難しいことは分からないけれど、歴史上の哲学者と言われる人たちが主張していることは、なんとなく知っていたからです。ソクラテスの「無知の知」と呼ばれる考え方とか。まあ、中身はたいして理解してないんですけどね。

そんな感じで、ただ単に「なんか面白そう」と思った。それだけだったんです。あとは、場所が渋谷だったこと。行きやすかったので、じゃあ行ってみようかと。それが、2025年8月に渋谷で開かれていた、ここちの哲学対話のイベントでした。実際に行ってみて、とても楽しかったことを覚えています。当時の私の日記にも「セレンディピティがきいてるんやね」と書いていました。

セレンディピティとは、偶然起きたラッキーな出来事を手繰り寄せる能力を意味する言葉です。18世紀のイギリスの小説家が考えて、世界中に広まりました。

私が哲学対話イベントに参加したのも、ほんとうにたまたまです。カフェ会であの方と一緒にならなければ、哲学対話という言葉を聞くこともなかった。その機会がなければ、ここちと出会うことはありませんでした。

待っているだけでは、偶然は起きない

最近、スティーブ・ジョブズの「コネクティング・ドッツ」について書かれた記事を読みました。2005年、ジョブズはスタンフォード大学の卒業式のスピーチで、「未来を見ながら点と点を結ぶことはできない。結べるのは、過去を振り返ったときだけだ」という趣旨のことを話しています。ジョブズは大学を中退したにもかかわらず大学に通い続け、美しい手書きの文字のカリグラフィーの授業をのぞきに行くようになりました。何かの役に立つあては、まったくなかったそうです。その授業で学んだことが、10年後、Macintoshに美しい書体を入れることにつながりました。

また、『スターバックス成功物語』という本で読んだ、ハワード・シュルツの話があります。スターバックスは、家でも職場でもない「サードプレイス(第三の場所)」と言われることがあります。その始まりには、シュルツがイタリアで見た光景がありました。1983年、スターバックスで働いていたシュルツは、仕事でミラノを訪れた際、仕事とは別でたまたまエスプレッソバーを訪れました。バリスタはお客さんを名前で呼び、言葉を交わしながらエスプレッソを出している。シュルツは、その光景に心を動かされます。帰国したシュルツは、エスプレッソバーの考えを会社に持ちかけますが、本格的には取り入れてもらえませんでした。そこで会社を離れ、自分の店を開きます。そして2年ほどあと、そのスターバックスを買い取ることになりました。

偶然の出来事をそれだけで終わらせずに、行動にうつす。これが大事なんだなと感じました。

ジョブズはカリグラフィーの授業に出ていた。シュルツはミラノでエスプレッソバーに入った。私は、よく分からない哲学対話に行ってみた。どれも、待っていただけでは起きなかったことです。

偶然というと、向こうからやってくるもののような気がします。でも、待ってるだけじゃ偶然は起こらない。行ってみたり、やってみたりした先で、たまたま何かに出会う。私はそう感じています。

ほとんどはハズレだった

と、ここまで書くと、私が行った先でいつもいい出会いをしてきたように聞こえるかもしれません。全然そんなことはありません。

これまで私は、出会いを求めていろんなイベントに行ってきました。でも、ほぼ9割以上は、行かなければよかったと思っています。正直、行ってよかったと当時思えたイベントは少ないです。

イベントだけではありません。新しく行った美容室で、最悪だと感じたこともあります。カットとパーマをしてもらったんですが、まるでラーメンをつくるような流れ作業。カットもほぼ無しで、軽く整える程度。パーマも一瞬で終わりました。私が気になっていた、前髪がはねる問題は全く解決されず。なんやねん、ってなりました。ハズレもある、人生ね。

ハズレだったらもったいない

いやでも、行ってハズレだったら、時間もお金ももったいないじゃん。そう思いますよね。そのとおりです。ハズレを引くと、嫌な気分になります。そんなすぐに、「この嫌な経験が、絶対あとで振り返ったらよかったって思えるんだー」なんて、それは無理です。だから、嫌な気分になりそうだなと直感で思ったら、行かなくていい。無理に行く必要はありません。当たるかどうかなんて分からない。正解なんて分からない。人生、分からないことだらけです。

だったら、自分の直感を信じて、行ってみたいかなと思ったら行ってみる。やってみたいと思ったらやってみる。私には、それしかありませんでした。

ちょっと気になったあれ

ちょっと気になったあれ、今度行ってみようかな。この記事を読んで、そう思ってもらえたら嬉しいです。それが何につながるかは分かりません。楽しいかどうかも分かりません。もしかしたら、ただ疲れただけで、何も得るものがなかったと思うかもしれません。それでも、小さく動いてほしい。

大きなことをしなくていいと思います。何かひとつ、小さな種をまいてみませんか。今日の帰り道、コンビニで新しいスイーツを買って帰るだけでも、何かが変わるかもしれません。


keyboard_arrow_leftARTICLES
LINEボタン

Recommend
関連記事

keyboard_arrow_up