対話が“ウェルビーイング”につながる理由――自分を知ることから始まる幸せ|対話の教室 vol.4
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「対話の教室」は、ウェルビーイングを育むための“対話”をやさしく、深くひもといていく連載コラムです。長年「対話」を専門に研究・実践してきた中村一浩(カズ)さん(武蔵野大学ウェルビーイング学部 准教授)に、対話の背景・考え方・技法をわかりやすく綴っていただいています。
これまでの記事では、対話の基本や、会話との違いを見つめてきました。今回は、その対話が「ウェルビーイング」とどうつながるのかを探ります。身近な幸せの土台をつくるヒントを、カズさんと一緒に見ていきましょう。
対話とウェルビーイングの関係を見つめる

みなさん、こんにちは。カズです。
さて、ここ2回は対話について話をしてきました。
今日は対話がウェルビーイングとどうつながるのかを話しましょう。
ウェルビーイングとは何か

まず、そもそもウェルビーイングとは何か。
最近では少しずつウェルビーイングという言葉が目に留まるようになってきましたが、それでもまだまだ知らない人も多いと思います。
せっかくなので、まずはウェルビーイングの基礎知識からお話しましょう。
まず、そもそもウェルビーイングとは、英語で書くと「Well-being」。
つまりは、well=よい、being=状態のこと。
なんのこっちゃ、これだけだとよく分からないですよね(笑)
もう少し細かく言えば、
身体的・精神的・社会的に良い状態にあること
短期的な幸福だけでなく、生きがい等の将来にわたる持続的な幸福を含むもの
というのが、大事なポイント。
シンプルにいえば、
まずは「元気」であること。
つぎに「ご機嫌」であること。
最後に「みんな生き生き」していること。
そしてこれらが、一時だけでなく、「永く続くこと」。
世界でウェルビーイングが求められている理由

うん、すごく当たり前の話です。
けれど、実はそれが世界のあちこちで当たり前になってないよ、ちゃんと意識して取り組んでいかなとダメだよ、というのが今の世界の実情なのです。
それって、よくよく考えれば、みんなもすぐに分かります。
だって、世界各地で紛争は続いているし、地球環境も悪化していて、日々の生活がままならない人も増えている。
なんとなく分かっているけど、ちょっと目をそらしがちな事実たち。
けれど、ここにちゃんと向き合って、みんなで良い状態を目指そうよ、というのが、今、ウェルビーイングが広がってきている実情なのです。
ウェルビーイングは自分から始まる

とはいえ、いきなり世界のウェルビーイングを高めよう!と言っても、ピンとこないし、何していいか分からない。
だから、まずは自分自身を良い状態にすることから始めてほしいんです。
自分が元気で、ご機嫌で、生き生きする。
そこから始めるのが一番大事。
と、なったとき。
自分は今どんな状態で、どうするとより良くなるのかって、意外と自分でも知らなかったりしませんか。
周りに流されて、こうした方がいいよ、こっちがお薦め、とは言われるけど、自信をもって「自分はこうしたい」と言えますか。
たぶん、多くの人が「Yes」と言えないんじゃないかなって。
自分との対話がウェルビーイングを深める

だからこそ。
自分自身への理解を深めるために、対話してほしいんです。
特に大事なのは、自分との対話。
自分自身と向き合って、自分自身に意識を向けて、今の自分は何を感じていて、何を考えて、どうなりたいと思っているのか。
日々の思うことをノートに記してもいいし(ジャーナリングと言います)、誰かと一緒に、じっくりゆっくり話し合うのもいい。
時には、ワークショップや対話会へ行くのもいいと思います。
焦らず、急がずに、少しずつ理解を深めていく。
そうすることで、自分のことをより深く知ることができるし、自分にとっての「ウェルビーイング=良い状態」に向けた一歩を踏み出せます。
読者の声から広がる対話へ

もし、どんな問いをもって深めたらいいか分からなかったり、どんなふうに話し合うといいか悩んでいたら、ぜひご相談ください。
このコラムでは、僕から一方通行で発信するだけでなく、皆さんの声を受けて、そこに応えていきたいから。
ということで、皆さんからの声を待ってます~
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